大月歯科医院で使用する骨補填材について
インプラント埋入の前処置として欠かすことのできない、骨増生(GBRといいます)に必要不可欠な骨補填剤について説明いたします。
骨を増やすためにはどこからか余分な骨を持ってこなくてはいけません。もっとも確実な方法は『自分の骨(自家骨といいます)』を持ってくることです。この方法に勝るものは今のところ無いと思います。そのためにいろいろなところから骨を採取してくる必要があります。
よく使われる部位としては下顎骨の臼歯部やオトガイ部、そして腸骨などです。しかしとれる量には限界があります。そこで自家骨にブレンドして量を増やすときに使われるのが骨補填剤です。骨補填剤と言ってもいろいろな種類があって、その使用目的も微妙に異なっています。また、使用するドクターによっても多少見解が異なっているところもあり、ブレンドの比率や使用する補填剤の種類もちょっと『企業秘密』的な部分となっているようです。一応当院にもあるにはあるのですが、ここでは公開はいたしません(^^;)。それでは早速現在大月歯科医院でストックしている骨補填剤の紹介をしていきたいと思います。まるでボーンコレクター(?)のようですが、お付き合いください。

現在6種類ほど骨補填剤があります。
|
|
|
|
BioResorb |
BioResorb "Macro Pore" ドイツ オラトロニクス社の製品で左のバイオリゾルブの後継製品です。最近流通するようになったもので、まだ手に入りにくい製品です。成分はやはりΒ-TCPです。 |
Bio-OSS |
|
|
|
|
FDBA アメリカ LIFE NET社の製品でやはり臓器移植の大国だけあり、ヒトの皮質骨の凍結乾燥骨です。 |
DFDBA アメリカ LIFE NET社の製品でヒトの皮質骨の脱灰凍結乾燥骨です。 |
DEMBONE(DFDBA) アメリカ パシフィックコースト ティッシュ バンクの製品です。 ヒトの皮質骨の脱灰凍結乾燥骨です。 大月歯科医院ではこの製品を一番よく使っています。 |
いずれの製品もよく考えられていて、GBRにはなくてはならないマテリアルです。
もちろん使用方法はよく勉強して使う必要があります。あとGBR自体、ある程度の経験も必要ではないかなと思います。というのも材料だけでは治療の成果は期待できないからです。手術の手技や微妙な成分の調整など、いろいろな知識と経験が必要とされます。
もちろん、GBRにもテクニカル的な限界があります。そういうときは骨移植や骨延長などの方法も含めた治療計画が必要となるでしょう。
いずれにせよ、術前の入念な計画と、説明が必要ですので担当のドクターとのコミュニケーションが重要であることは確かでしょう。