« 2005年12月 | メイン | 2006年02月 »

2006年01月31日

症例紹介 ケース010 左下臼歯部の欠損ケース(その1)

今回の症例紹介は左下臼歯部欠損症例です。パノラマ上では下歯槽神経までの距離はあるのですが、ちょうど6番付近の骨幅が少なく、GBRを行ったケースです。私自身の症例を時々昔のケースと比べてみると明らかに骨のでき方が違ってきました。一つにはPRPを併用していること。そしてもう一つは縫合するときのテンションのかけ方の違いかなと...勝手に考えています。では今回のケースです。

<左下臼歯部の複数歯欠損ケース(その1) GBR~埋入>
s-3407_050628_01.jpg
GBR前の様子です。7番付近は問題ないのですが、6番相当部の骨幅がちょっと少ないです。GBRはいつものようにDFDBAを用いました。もちろん皮質骨には何カ所か皮質骨に穴をあけておきます。

約半年後、インプラントの埋入手術を行いました。
s-3407_060126_01.jpg
今度は幅は充分です。
s-3407_060126_02.jpgs-3407_060126_03.jpg
無事インプラントの埋入を行い、縫合して終了です。このようなケースは大月歯科医院でもよくあるパターンの一つです。もちろん埋入前にはCTによる術前診断を行っています。
このあとはオッセオインデレーションを待ちます。次回は2次手術となります。

投稿者 ochan_implant : 02:33 | コメント (0) | トラックバック

2006年01月20日

症例紹介 ケース009 右下臼歯部の単独歯ケース(その1)

今年に入って私の初インプラント埋入手術です。ここから約1ヶ月間毎週のようにインプラント手術がつづくのです。
私はインプラントの手術の時は完全集中のためにその患者様しか予約を取りません。そして全身全霊を傾けて(ちょっと大げさ(^_^;))、手術に望んでいます。ですからインプラントの手術を受けられる方はこの時間だけは完全に大月歯科医院はあなただけのために時間をご用意させていただいております。従って細かい気遣いも半端じゃあありません。これは手術を当医院で受けられた方だけがわかることなのです。これも大月歯科医院ができてからずっと続けてきたことです。これからも変えるつもりはありません。
それでは今日の症例をご覧に頂きます。

<右下臼歯部の単独歯ケース(その1)GBR後からの埋入>
この症例は右下臼歯部の欠損のためインプラントの埋入となったものです。本当は5番、6番が欠損なのですが、スペースの関係上、いろいろワックスアップをしてみた結果、6番のみの単独での埋入を選択いたしました。
もちろん術前にCTによる神経までの距離や骨の幅を確認しております。単独植立と言うこともあり、できるだけ幅の太いインプラントを埋入したいところです。
s-3102_050825_01.jpg
GBRを行う前の状態です。5番の抜歯窩が見えます。頬側の骨幅が少ないです。従ってGBRを行いました。
s-3102_060119_01.jpg
約半年後の今日、インプラント埋入となりました。骨幅の増加が認められます。ちょっとまだ骨補填材の粒子があり、つぶつぶとした感じですが、さわるとカリカリの状態で、インプラントの埋入には問題ありません。
s-3102_060119_02.jpgs-3102_060119_03.jpg
直径5mmのインプラントを所定の位置に埋入し、縫合いたしました。
今後の経過もこのコーナーにて紹介いたしたいと思います。

投稿者 ochan_implant : 09:14 | コメント (2) | トラックバック

2006年01月09日

大月歯科医院におけるインプラント治療の流れについて

今回は大月歯科医院におけるインプラント治療の流れについてご紹介いたします。インプラント治療を検討中の方は是非参考にしてくださいね。

大月歯科医院のインプラント治療のコンセプトは
『安心・確実なインプラント治療』です。


0.インプラント治療を検討してみたい方は...

まずはお気軽に当院のスタッフにお申し付けください。何事もまずはご相談が治療の第一歩です。簡単なことから少しずつ治療の手続き等をご説明いたしますのでご安心ください。

1.治療に際してのお口の中の診査を行います

当医院ではまずお口の中の状態を調べさせていただき、患者様それぞれのお口の中に合わせた治療計画を提案させていただくようにしています。したがってまず最初はお口の中の術前の診査を行います。

<術前診査として行うこと>
・かみ合わせの状態等の確認のための口腔内模型の採得
・インプラント埋入部位の骨の状態の簡易検査のためのパノラマエックス線写真撮影
・口腔内写真の撮影
・一般的な口腔内診査(虫歯、歯周病等の検査)
   (所要時間は約30分程度です)

2.治療計画の説明と治療費用の見積もりをお知らせします

口腔内の診査結果に基づき、あなたのお口の中にもっとも適した治療計画をご提案いたします。また、併せて治療のための期間や費用などもお見積もりいたします。もちろん見積もりは無料です。あなた自身のお口の中のことですから、じっくりとご検討いただき、もし不明な点がありましたら何でもお聞きください。なるべくわかりやすくご説明いたします。

3.治療方針が決定したら...

大月歯科医院では治療方針が決定し、治療を開始するにあたり必ず『治療契約書』を作成いたします。
契約書には治療金額、治療上の注意事項、治療費用の支払い方法、保証規約などが記されています。この契約書は2通作成し、当院と患者様の両方が保管する形を取ります。
大切なあなたのお口の中の健康を預からせていただく私たちの決意のしるしでもあります。

4.まずはインプラント周囲の骨の整備から行います

もし口腔内診査でインプラント周囲の骨環境の整備が必要であると診断された場合、まずこれから治療を行います。
骨環境の整備には様々な方法で大月歯科医院は対応するようにしています。

<インプラント周囲の骨環境の整備>
・GBR法 : 骨の治癒までに約4-6ヶ月が必要。
・骨移植法(ベニアグラフト法) : 下顎の比較的大きい骨欠損に対して行う。治癒期間は約6ヶ月。
・サイナスリフト法 : 上顎臼歯部の骨量が少ないときに行う。治癒期間は最低6ヶ月以上。
・骨延長法 : 骨量が大幅に少ないときに行う。治癒期間は短いがちょっと手術がハードだと思います。

いずれにせよ、インプラント周囲の骨環境は家にたとえれば地盤に値します。ここをあまりおろそかにすることは家の基礎を手抜きするのと同じです。当院としてはもっとも確実に行いたいと考えるところです。

5.CTによる最終的な骨の状況の精密診査を行います

骨状況の改善後治癒期間が経過した時点でCTによる骨量の診査、および埋入インプラントのシュミレーションを行います。家にたとえれば地盤調査を行うわけです。当医院では全症例においてこの診査を行い、安全性を高めた治療を心がけています。
s-3036_CT_01.jpgWS000001.jpg

6.インプラント埋入の手術(1次オペ)

CTによる診査を行い埋入インプラントの規格が決定したら、いよいよインプラントの埋入手術です。手術自体は2時間程度で終わります。痛みもほとんどありませんのでご安心ください。ただし、どうしても怖い方は鎮静下のもとに手術を行うことも可能ですのでお問い合わせください。
p_beginner_flow01.jpg<1回目の手術>
しっかり固定するようにインプラントを入れ、歯ぐきを閉じます。

<治癒期間 【3ヶ月(下顎)~6ヶ月(上顎)】 >
インプラントに力をかけずに、治癒を待ちます。数カ月で骨とインプラントがしっかりと結合します。

 

 

 

7.粘膜貫通部の手術(2次オペ)

インプラントがしっかりと骨と結合したら、次は周囲粘膜組織の環境整備も行います。この処置を行うことによりメンテナンスのしやすい環境を作ります。
p_beginner_flow02.jpg<2回目の手術>
インプラントが骨と結合したら、人工歯を取り付けるための部品を連結し、歯ぐきから露出させます。

<治癒期間 【2週間~4週間】 >
歯ぐきの形が整うまで待ちます。

8.仮の歯の作成

インプラントに少しずつ咬合力(咬む力)を負担させていくリハビリ期間を設けます。
お口の中の型をとり、あなたに合った仮の歯を製作します。仮の歯で噛み合わせを調整します。
歯ぐきの治癒を待ちます。時間をかけて、きれいな人工歯を製作します。
p_beginner_flow03.jpg

9.最終補綴物の完成

いよいよ最終的な歯が完成です。お疲れさまでした!
p_beginner_flow04.jpg
天然の歯と見分けのつかない人工歯をインプラントに装着し、お手入れの仕方などを練習します。

10.ここからが肝心!メンテナンス!!

インプラント治療は骨の中にインプラントを埋め込む治療です。お手入れさえきちんとして、大きな健康の変化が起こらない限り、長く使っていけるものです。だからこそ治療後のお手入れは重要です。当医院ではメンテナンスのプログラムも充実していますので、ぜひご利用いただき、インプラントによって回復された歯を大事に使ってくださいね。

大月歯科医院では以下のようなことはインプラント治療を行う歯科医師としてのモラルに関わることですので断固としていたしません。

根拠のない治療期間の短縮とインプラント本数を減らすことによるコスト削減
→お口の中のインプラント補綴物にも構造計算の考え方は必要です。大月歯科医院では不当なインプラント本数の削減(鉄筋を減らすようなものです)や、正常な範囲の治癒期間を大幅に短縮した治療は行いません。
インプラント治療でも言えることですけど、『工期半分、コスト半分』ってのはマンション構造計算偽造問題じゃあありませんけどよく考えられた方がいいかも...最後は結局自己責任ということになりかねないと思う。

不必要なインプラント埋入本数の水増し
→上記事項とは逆の考え方ですが、不必要にインプラント埋入本数を増やすこともいたしません。

じゃあどれくらいが妥当なの?
当医院では欠損歯(なくなっている歯)と同じ数だけのインプラント本数がもっとも妥当であると考えています。ただし、回復する咬合の範囲によってもその数は変わりますが...
また、埋入インプラントの長さは歯冠歯根比(歯の長さと埋入したインプラントの長さの比)が最低1:1はほしい と考えています。もちろんインプラントの太さも重要なファクターです。インプラントの形から、長さを1mm長くするより、太さを1mm太くする方が骨と接する面積は増えるので有利なのです。骨の環境改善を積極的に行う理由はそこにもあるのです!!


投稿者 ochan : 20:22 | コメント (0) | トラックバック